やさしいひとと…
2009年 12月 07日
やさしいひととはなしがしたい。
“やさしいひと”ってどんな人のこと?
淋しくて、誰かに電話をしようとしてふと手を止めてしまう。
私は愚痴や泣き言を言うのだろう。
電話の相手は、励ましたり力付けたり慰めてたりしてくれるのだろう。
いい人ばかりだ。
けれど…。
“やさしいひと”は幻。
大人にとっては。
やさしいひととは、
一緒に居て、お互いが交わすの声の響きだけををきいていたい。
子守歌のような。
風のさざめきのような。
ろうそくの炎のゆらめきのような。
言葉が言葉になる前の声。
赤ちゃんになって抱っこされたい。
赤ちゃんを抱っこしたい。
赤ちゃんよりもう少し大きい二つくらいの子がいいかな。
会話とも会話でないとも言える、あの甘い交歓。
いつの日か誰もが大人になり、
理屈っぽく饒舌になって『話』しか出来なくなってしまう。
いがらっぽい、話、話、話。
私達大人世界のガサガサした音。
その中にも、ため息のように静かにそっと心の真ん中に届く声がある。
あるよ。
そんなひととはなしたいんだ…。
※ 久々にひとりよがりに抽象的なことを書いてみた。
実は、私の内部では抽象的ではないのだけれど。
“ブログ”が、真に“日記”であるのなら、こんなこともどんどん書いていいのだろう。でも私はどうしても「読んでくれている人が理解出来る文章で」と、こだわってしまう。そこにこだわって、最近とみに“書けなく”なってしまって来た。
今日はちょっと実験。本当はこういうの、好きじゃないけど。
亜砂子